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【令和8年度】浜松市の高齢者インフルエンザは1,600円・肺炎球菌は7,900円に値上げ!75歳以上の高用量ワクチン新設と無料になる条件

【令和8年度】浜松市の高齢者インフルエンザは1,600円・肺炎球菌は7,900円に値上げ!75歳以上の高用量ワクチン新設と無料になる条件

【結論】令和8年度の浜松市、インフルエンザは1,600円・肺炎球菌は7,900円

「今年のインフルエンザの予防接種、いくらかかるの?」「肺炎球菌ワクチンが値上がりしたと聞いたけど本当?」という浜松市の高齢者とご家族の方へ。令和8年度(2026年度)の自己負担額と接種できる期間を先にまとめます。

  • 実施期間(インフルエンザ):令和8年度の日程は市の公式ページでまだ公表されていません(2026年9月27日時点。令和7年度は10月1日〜1月31日でした)
  • インフルエンザの自己負担額:標準量ワクチン 1,600円(75歳以上は高用量5,500円も選択可・令和8年度から新設)
  • 高齢者用肺炎球菌ワクチン:7,900円(令和7年度の4,500円から値上げ、23価→20価に変更)
  • 生活保護受給世帯・市民税非課税世帯(世帯全員が非課税)は無料
  • 今年はインフルエンザの流行がすでに始まっています。9月7日〜13日の週で、全国・静岡県ともに流行開始の目安(1.00)を大きく上回りました(厚生労働省)

とくに押さえておきたいのが最後の「無料」の条件です。浜松市では接種後の払い戻しはできません。非課税世帯に該当する方は、打つ前にひと手間かける必要があります。順番に見ていきましょう。

【今年は流行が早い】9月の時点で全国・静岡県ともに流行期に入っています

今シーズンは、例年よりかなり早くインフルエンザが広がっています。厚生労働省が9月18日に公表したデータ(令和8年第37週・9月7日〜13日)では、次のとおりです。

項目 第36週(8月31日〜9月6日) 第37週(9月7日〜13日)
全国の定点当たり報告数 3.29 5.54
静岡県の定点当たり報告数 - 4.70
全国の学級閉鎖 128校 528校

「定点当たり報告数」は、指定された医療機関1か所あたりの1週間の患者数です。1.00を超えると流行開始の目安とされており、全国・静岡県ともにその5倍前後の水準になっています。全国の数字は1週間で約1.7倍に増えました。

例年より3か月ほど早い。接種期間が始まったら早めに予約を

厚生労働省は、インフルエンザは例年12月〜3月頃に流行するため「12月中旬までにワクチン接種を終えることが望ましい」と案内しています。今年はその流行が9月の時点で始まっている状況です。

厚生労働省は、ワクチンの効果として発病の予防に加えて重症化の予防を挙げています。高齢の方は重症化しやすいため、次の点を押さえておきましょう。

  • 浜松市の令和8年度の実施期間が公表されたら、開始後なるべく早くかかりつけ医に予約する(予約の受付時期は医療機関に確認)
  • 非課税世帯で無料接種券を使う方は、券の発行まで2週間程度かかる場合があるので、今のうちに申請しておく
  • 接種の時期や体調について不安がある方は、かかりつけ医に相談する
  • 接種までのあいだも、手洗いや人混みでのマスクなど基本の対策を続ける

高齢者インフルエンザ予防接種の対象者と実施期間をチェック

浜松市の高齢者インフルエンザ予防接種(定期接種)の対象になるのは、次のどちらかに当てはまる方です。

  • 接種当日に65歳以上の方
  • 接種当日に60歳以上65歳未満で、心臓・腎臓・呼吸器の機能に障がいがある方、またはHIVによる免疫機能障がいがある方(身体障害者手帳1級程度に相当する疾患をお持ちの方)

接種できるのは期間内に1回だけです。実施期間について、市は令和7年度は10月1日から1月31日までとしていました。令和8年度の実施期間は、2026年9月27日時点で市の公式ページに掲載されていません(接種前に感染症対策課または医療機関でご確認ください)。インフルエンザは流行のピークが年末から年明けにかけて来ることが多く、抗体ができるまでに2週間ほどかかるとされています。「1月末まで受けられる」からといって後回しにせず、10月〜12月のうちに済ませておくのが安心です。

なお、60歳未満の方や基礎疾患のない60〜64歳の方は定期接種の対象外で、任意接種(全額自己負担)となります。医療機関ごとに料金が異なるため、直接ご確認ください。

どのワクチンを選ぶか、持病がある場合に接種してよいかなどの判断は、かかりつけの医師にご相談ください。

【令和8年度の新設】75歳以上は「高用量ワクチン」を選べる。標準量1,600円と高用量5,500円の違い

令和8年度からの大きな変更点が、75歳以上の方向けに「高用量インフルエンザHAワクチン」が定期接種に加わったことです。浜松市は、高齢になるほどワクチンの効きが弱まることをふまえ、「優れた免疫効果のある高用量インフルエンザHAワクチン」を導入したと説明しています。

年齢によって選べるワクチンと自己負担額が変わります。

年齢 選べるワクチン 自己負担額(1回)
60〜74歳 標準量ワクチン 1,600円
75歳以上 標準量ワクチン 1,600円
高用量ワクチン 5,500円

差額は3,900円。75歳以上の方は「1,600円のままでいくか、3,900円多く払って高用量にするか」を自分で選ぶことになります。持病の有無や体調によって向き不向きがあるため、かかりつけ医に相談して決めるのがおすすめです。もちろん、従来どおり標準量を選んでも1,600円のまま、値上げはされていません。

なお、高用量ワクチンの取り扱いは医療機関によって異なる場合があります。希望する場合は、予約のときに取り扱いがあるか確認してください。

肺炎球菌ワクチンが4,500円→7,900円に値上げ。23価から20価に変わった

家計への影響が大きいのはこちらです。高齢者用肺炎球菌ワクチンの自己負担額は、令和8年4月1日以降は7,900円。令和7年度の4,500円から3,400円の値上げとなりました。

値上げの理由は、使用するワクチンが変わったことです。

  • 令和7年度まで:23価ワクチン(予防効果は5年程度)/4,500円
  • 令和8年度から:沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン(予防効果は5年以上)/7,900円

「価」の数字は下がっていますが、浜松市は「有効性及び費用対効果が期待できる」として20価の採用を決めています。効果が長持ちするタイプに切り替わった、という位置づけです。

対象は「65歳の1年間」だけ。うっかり過ぎると全額自己負担に

肺炎球菌でとくに注意してほしいのが、対象になる期間の短さです。

  • 接種当日に65歳で、これまで一度も公費助成を受けていない方
  • 接種当日に60〜64歳で、心臓・腎臓・呼吸器機能障がいまたはHIVによる免疫機能障がいがある方(身体障害者手帳1級程度)

公費で受けられるのは生涯に1回だけ、しかも65歳のあいだ(66歳の誕生日の前日まで)に限られます。65歳の誕生日を迎えたら、予防接種券が手元にあるか確認しておきましょう。ここを過ぎると、以降は全額自己負担での任意接種になります。

【最重要】生活保護・市民税非課税世帯は無料。ただし接種後の払い戻しはできません

ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。浜松市では生活保護費受給世帯に属する方と世帯全員が住民税非課税の世帯に属する方は、自己負担額が全額免除(無料)になります。インフルエンザなら1,600円、肺炎球菌なら7,900円がゼロになる、決して小さくない金額です。

そして重要な注意点。浜松市では「接種後の払い戻しはできません」。うっかり自己負担を払って接種してしまうと、あとから「非課税世帯でした」と申し出ても返ってきません。免除の手続きは必ず接種前に行ってください。

免除を受ける方法は2通り

【方法ア】接種のときに書類を医療機関で見せる(市への申請は不要)

次のいずれかを医療機関の窓口で提示すれば、その場で自己負担なしになります。手間が少ないのでこちらが基本です。

  • 介護保険料納入通知書
  • 介護保険負担限度額認定証
  • 後期高齢者医療資格確認書
  • 非課税証明書

【方法イ】接種前に申請して「無料接種券」を受け取る

手元に上記の書類がない場合は、事前に申請して無料接種券の交付を受けます。

  • 申請先:お近くの健康づくりセンターまたは感染症対策課
  • 必要なもの:自己負担金免除申請書兼同意書/予防接種券(インフルエンザ・新型コロナは不要)/窓口申請の場合は本人確認書類/市外で課税されている場合は住民税非課税証明書類
  • 郵送でも申請できますが、券の発行までに2週間程度かかる場合があります
  • 電話での申請はできません

つまり、方法イを選ぶなら接種したい日の2週間以上前に動き出す必要があります。10月の早い時期に打ちたいなら、9月中に手続きを始めておくのが理想です。

申し込みは市への手続き不要。委託医療機関に直接予約する流れ

「市役所に申し込まないといけないの?」と思われるかもしれませんが、接種そのものに市への申込は必要ありません。浜松市は「接種希望者は市内委託医療機関へ直接ご連絡の上、接種してください」と案内しています。かかりつけ医や近所の医院に電話で予約するだけです。

当日の持ち物は、肺炎球菌ワクチンの場合は次のとおりです。

  • 65歳の方:予防接種券と本人確認書類
  • 60〜64歳で障がいのある方:身体障害者手帳などと本人確認書類
  • 非課税世帯で免除を受ける方:上で説明した提示書類または無料接種券

なお、里帰りや入院などで市外の医療機関で接種したい場合は、接種前に市へ相談が必要です。黙って市外で受けると助成が受けられないおそれがあるので、先に感染症対策課(053-453-6108)へ問い合わせてください。

帯状疱疹ワクチンも同じ免除制度の対象。あわせて確認したい予防接種

ここまで説明した「非課税世帯なら自己負担が免除される」しくみは、インフルエンザと肺炎球菌だけの話ではありません。浜松市では次の4種類の予防接種が免除制度の対象になっています。

  • 高齢者用肺炎球菌予防接種
  • 帯状疱疹定期予防接種
  • 高齢者インフルエンザ予防接種
  • 新型コロナウイルス予防接種

帯状疱疹ワクチンは令和7年度(2025年度)から定期接種になった制度で、こちらも金額がそれなりにかかります。該当する方は、秋のうちにまとめて確認しておくと取りこぼしがありません。帯状疱疹ワクチンの自己負担額と無料になる条件は別記事で詳しく解説しています。

まとめ|無料対象の人は「接種前」に動くのが最重要

令和8年度の浜松市の高齢者向け予防接種について、押さえるべき4点をもう一度整理します。

  • インフルエンザは実施期間内に1回(令和8年度の日程は市が未公表。令和7年度は10月1日〜1月31日)。今年は9月からすでに流行しているので、接種期間が始まったら早めに予約を
  • インフルエンザの自己負担額は1,600円。75歳以上は高用量5,500円も選べるようになった(令和8年度から新設)
  • 肺炎球菌ワクチンは7,900円に値上げ(前年度4,500円)。65歳のあいだに1回だけなので期限に注意
  • 生活保護・市民税非課税世帯は無料。ただし接種後の払い戻しは不可。必ず接種前に手続きを

とくに肺炎球菌の「65歳の1年間だけ」という条件と、免除の「接種後は払い戻し不可」というルールは、見落とすと自己負担が数千円〜1万円近く変わるポイントです。ご本人だけでなく、ご家族が代わりに確認してあげるのも有効です。

不明な点は浜松市保健所 感染症対策課(053-453-6108)、またはお近くの健康づくりセンターへ。自己負担額は年度ごとに見直されるため、接種前に最新の金額を市の公式ページでご確認ください。