【結論】浜松市の敬老祝金は88歳で1万円・100歳で3万円。申し込みは不要で9月に通知が届く
浜松市では、長寿をお祝いする「敬老祝金」を毎年贈っています。令和8年度(2026年度)の金額は、88歳になる方に10,000円、100歳になる方に30,000円です。
先に答えだけ知りたい方向けに、要点をまとめます。
- いくら…88歳は10,000円、100歳は30,000円
- だれが…令和8年4月2日から令和9年4月1日までの間に88歳または100歳になり、令和8年4月1日から8月1日まで続けて浜松市内に住所がある方
- いつ…令和8年9月上旬頃に対象者の自宅へ通知が届き、令和8年度は原則として口座振込。自治会を通じた贈呈を選んだ地域は9月中旬頃
- 手続き…市が住民基本台帳をもとに対象者を把握するしくみで、市の案内に自分で申し込む手続きは示されていません
- 注意…市がATMの操作をお願いしたり、手数料の振込を求めることはありません(詐欺への注意)
「実家の親あてに市役所から封筒が届いたけれど、何をすればいいの?」という方に向けて、以下でくわしく整理します。
対象になるのは?令和8年4月1日から8月1日まで市内に住所がある88歳・100歳の方
令和8年度の対象者は、令和8年4月2日から令和9年4月1日までの間に88歳または100歳になる方です。生年月日で見ると次のとおりです。
| 区分 | 生年月日 | 祝金の額 |
|---|---|---|
| 88歳(米寿) | 昭和13年4月2日〜昭和14年4月1日 | 10,000円 |
| 100歳 | 大正15年4月2日〜昭和2年4月1日 | 30,000円 |
「4月2日から翌年4月1日まで」という区切りは、学年の区切りと同じ考え方です。誕生日がまだ来ていなくても、その年度中に88歳・100歳になるなら対象になります。昭和14年3月生まれの方は令和8年度、昭和14年5月生まれの方は令和9年度の対象です。
もうひとつの条件が住所要件です。市の案内では、令和8年4月1日から8月1日まで継続して市内に住所を有する方とされています。春に市外から浜松市へ引っ越してきたばかりの場合は、この4か月間が満たせず対象外になることがあります。逆に、長年浜松市に住んでいて8月2日以降に市外へ転出した場合の扱いは市の案内に明記がないため、気になるときは高齢者福祉課に確認するのが確実です。
判定は住民票がどこにあるかで行われます。介護施設や病院に入っていても住民票が浜松市にあれば要件を満たしますが、市内の家族と同居していても住民票を移していないと対象にならないことがあります。
年齢については、88歳と100歳だけが対象です。77歳(喜寿)、80歳(傘寿)、90歳(卒寿)、99歳(白寿)、101歳以上といった年齢は、令和8年度の案内には対象として挙げられていません。「昨年もらえなかったのに今年は届いた」「99歳では何もなかった」というのは、この区切りによるものです。
なお、市の案内には所得や課税・非課税による要件は示されていません。年金額の多い・少ないにかかわらず、年齢と住所の要件を満たせば対象になる制度です。
【2026年の流れ】9月上旬に通知が届き、原則は口座振込。自治会経由の地域は9月中旬頃
敬老祝金は、市が住民基本台帳をもとに対象者を把握して案内を送るしくみです。市の案内には、自分で申し込む手続きは示されていません。令和8年度の流れは次のとおりです。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 令和8年9月上旬頃 | 対象者の自宅へ、贈呈に関する通知を送付 |
| 令和8年9月中旬頃 | 自治会を通じた贈呈を自治会が選択した地域は、自治会経由で贈呈 |
令和8年度は原則として口座振込です。振込の日付は市の案内では示されていないため、いつ入金されるかは届いた通知の記載で確認してください。
敬老の日(2026年は9月21日)の前後に通知や贈呈が動くため、9月は市役所からの郵便物を見落とさないようにしておくと安心です。通知がダイレクトメールにまぎれることも少なくないので、帰省のタイミングで家族が一緒に確認しておくとよいでしょう。
通知が届いたらどうする?口座振込と自治会経由の違い
令和8年度の受け取り方は、お住まいの地域によって次の2パターンに分かれます。
- 口座振込の場合…9月上旬頃に届く通知の内容をよく読み、振込先や振込時期の記載を確認します。口座の届け出が必要な書類が同封されている場合は、通知に書かれた方法・期限にしたがって手続きをします。
- 自治会を通じた贈呈を選択した地域の場合…9月中旬頃に自治会から贈呈されます。日中留守にしがちな方は、自治会の担当者と受け取り日時を調整しておくとスムーズです。
どちらになるかは自治会がどちらを選んだかで決まるため、同じ浜松市内でも地域によって違います。
家族がしてあげられることとしては、次の3つが現実的です。
- 通知を一緒に読む…金額・受け取り方・手続きが必要かどうかを一緒に確認します。書類の返送が必要な場合、放置するといつまでも入金されません。
- 口座情報を確認する…長く使っていない口座が休眠状態になっていたり、金融機関の統合で支店名が変わっていたりすると、振込がうまくいかないことがあります。
- 受け取りを本人以外が行う必要があるか整理する…認知症などで本人が手続きを理解しづらい場合や、成年後見人が付いている場合の取り扱いは、高齢者福祉課または区の福祉事業所(長寿支援課)に相談してください。
通知の中身(同封される書類の名称や返送期限)は市の公開ページには示されていません。判断に迷ったら通知に書かれた連絡先か高齢者福祉課に電話で確認するのが、いちばん確実で早い方法です。
「まだ振り込まれない」ときの確認ポイント
「通知は来たのに入金がない」というときは、次の順に確認してみてください。
- 通知に書かれた振込予定日を過ぎているか…市の案内には具体的な振込日が示されていません。まず通知の記載日を確認しましょう。予定日より前なら、待つのが正解です。
- 口座の届け出が済んでいるか…届け出や確認が必要なケースでは、その手続きが終わるまで振り込まれません。返送用の書類が引き出しに入ったままになっていないか確認してください。
- 自治会経由の地域ではないか…自治会を通じた贈呈を選択した地域では、そもそも振込ではなく自治会からの贈呈です。
- 住所要件を満たしているか…令和8年4月1日から8月1日まで継続して市内に住所がなかった場合、対象外になることがあります。
- 通帳の記載を見落としていないか…10,000円・30,000円の入金がないか、9月以降の記載をさかのぼって確認しましょう。
それでも分からないときは、浜松市役所 健康福祉部 高齢者福祉課(電話:053-457-2789)、またはお住まいの区の福祉事業所(長寿支援課)に問い合わせてください。中央福祉事業所 長寿支援課の窓口は、中央区役所内が053-457-2062、東行政センター内が053-424-0186、西行政センター内が053-597-1164、南行政センター内が053-425-1542です。浜名福祉事業所・天竜福祉事業所の連絡先も市の同じページに掲載されています。
敬老祝金をかたる詐欺に注意|市がATM操作や手数料の振込を求めることはありません
給付金や祝金の時期は、それをかたる詐欺が増えます。浜松市も公式ページで「市が現金自動預払機(ATM)の操作をお願いすることはありません」「市が手数料の振込を求めることはありません」と注意を呼びかけ、不審な電話は警察署に相談するよう案内しています。
次のような連絡は、まず詐欺を疑ってください。
- 「敬老祝金の手続きのため、今すぐATMへ行ってください」と電話がかかってくる
- キャッシュカードや通帳、暗証番号を聞かれる・預かると言われる
- 「振込手数料が必要」と言ってお金を要求される
- 市役所職員を名乗る人が自宅を訪ねてきて、その場で現金や口座情報を求める
- 「期限が今日まで」「今すぐ折り返して」と急がせる
対策は、留守番電話を使って知らない番号には出ない、一人で判断せずその場でいったん電話を切るの2つです。離れて暮らす家族は「市役所からの電話でお金の話が出たら、必ず一度こちらに連絡して」と伝えておくだけでも効果があります。おかしいと感じたら家族や高齢者福祉課(053-457-2789)、警察相談専用電話(#9110)に相談しましょう。
対象者が亡くなった場合・市外へ転出した場合は?
高齢のご本人が対象となる制度のため、通知から受け取りまでの間に状況が変わることもあります。
対象になったあとに亡くなった場合の取り扱いは、市の公開ページには示されていません。浜松市敬老祝金支給規則には、まだ支払われていない祝金を生計を同じくしていた方に支払うことができる旨の規定があるとされていますが、実際にだれが・どの書類で申し出るのかまでは公開情報で確認できませんでした。自動的に振り込まれるとは限らないため、高齢者福祉課(053-457-2789)に連絡して手続きを確認してください。
市外へ転出した場合は、令和8年4月1日から8月1日まで継続して市内に住所があったかどうかが基準になります。8月1日より前に転出していれば要件を満たしませんが、8月2日以降に転出した場合の扱いは市の案内に明記がありません。子どもの家の近くへ引っ越した、施設が市外にあるといったケースでは、転出届を出した区役所ではなく高齢者福祉課に直接確認するのが確実です。
いずれの場合も判断のもとになるのは住民票の記録です。転出入や施設入所で住民票を動かしたときは、その日付が分かるようにしておくと問い合わせがスムーズです。
88歳・100歳以外の年齢でも使える?国からのお祝いと浜松市のシニア向け制度
敬老祝金は88歳と100歳だけが対象ですが、それ以外にも知っておくと役に立つものがあります。
100歳の方には、国からもお祝いが届きます。厚生労働省は老人の日記念行事として、その年度中に100歳に到達する(または到達する見込みの)方で「老人の日」にご存命の方へ、内閣総理大臣からのお祝い状と記念品を贈っています。令和8年度の対象者は全国で54,294人(前年度比+1,984人)と発表されています。浜松市の敬老祝金30,000円とは別のものですから、100歳を迎える年は市と国の両方からお祝いが届くと考えておくとよいでしょう。
金銭的な負担を軽くするという意味では、毎年使える医療・予防の制度の方が金額は大きくなります。浜松市には次のような制度があります。
- 高齢者のインフルエンザ・肺炎球菌の予防接種…自己負担額が決まっていて、条件を満たすと無料になる場合があります。くわしくは浜松市の高齢者インフルエンザ・肺炎球菌ワクチンの自己負担額と無料になる条件をご覧ください。
- 帯状疱疹ワクチンの定期接種…令和8年度も5歳刻みの節目年齢の方が対象です。
- 重度心身障害者医療費助成…一定の障害がある方の医療費の負担を軽くする制度です。浜松市の重度心身障害者医療費助成(令和8年10月受診分からの拡充)でまとめています。
「88歳の年に10,000円もらえた」で終わらせず、毎年の予防接種や医療費の助成を取りこぼさない方が家計への効果は長く続きます。通知が届いたタイミングで、ほかに使える制度がないか一緒に見直してみてください。
まとめ
- 浜松市の敬老祝金は88歳で10,000円、100歳で30,000円(令和8年度)
- 令和8年度の対象は88歳=昭和13年4月2日〜昭和14年4月1日生、100歳=大正15年4月2日〜昭和2年4月1日生
- 令和8年4月1日から8月1日まで継続して市内に住所があることが条件。市の案内に所得や課税・非課税による要件は示されていません
- 市が対象者を把握して案内を送るしくみで、9月上旬頃に自宅へ通知が届きます
- 令和8年度は原則として口座振込。自治会を通じた贈呈を選んだ地域は9月中旬頃
- 市がATMの操作をお願いしたり、手数料の振込を求めることはありません。詐欺に注意し、不審な電話は警察署へ
- 100歳の方には、国からも内閣総理大臣のお祝い状と記念品が贈られます
- 困ったときは浜松市役所 健康福祉部 高齢者福祉課(053-457-2789)、または区の福祉事業所(長寿支援課)へ
あわせて高齢者インフルエンザ・肺炎球菌ワクチンの自己負担額もチェックしてみてください。