浜松市の帯状疱疹ワクチン、自己負担は4,900円か18,000円
浜松市の帯状疱疹ワクチンの定期予防接種は、令和8年度(2026年4月1日〜2027年3月31日)も実施されています。対象になる人の自己負担額は、選ぶワクチンによって次のとおりです。
- 生ワクチン:4,900円(1回接種)
- 組換えワクチン:18,000円(1回あたり/2回接種なので合計36,000円)
同じ「帯状疱疹の予防接種」でも、総額では3万円以上の差が出ます。この記事では、どちらを選べばいいのかの判断材料と、対象になる人、無料になる条件、申請の流れを浜松市の公式情報にもとづいて整理します。
【比較表】生ワクチンと組換えワクチン、費用と効果の違い
浜松市の定期接種では、2種類のワクチンから選べます。費用・回数・効果をまとめました。
| 項目 | 生ワクチン | 組換えワクチン |
|---|---|---|
| 自己負担額 | 4,900円 | 18,000円×2回=36,000円 |
| 接種回数・方法 | 1回・皮下接種 | 2回・筋肉内接種(2か月以上あける) |
| 発症予防効果(1年後) | 6割程度 | 9割以上 |
| 発症予防効果(5年後) | 4割程度 | 9割程度 |
| 発症予防効果(10年後) | データなし | 7割程度 |
| 帯状疱疹後神経痛の予防効果(3年後) | 6割程度 | 9割以上 |
費用は生ワクチンが圧倒的に安い一方、効果の持続では組換えワクチンが上回ります。ただし組換えワクチンは接種部位の痛みが7割以上の人に出るほか、発熱・筋肉痛・疲労なども報告されています。生ワクチンは免疫が低下している人は接種できません。費用だけで決めず、持病やスケジュールを含めて医師に相談しましょう。
対象になるのは?令和8年度に65歳・5歳刻みの節目年齢を迎える人
定期接種(自己負担額で受けられる制度)の対象は、次のいずれかに当てはまる浜松市民です。
- 令和8年度内に65歳を迎える方
- 令和8年度内に70歳・75歳・80歳・85歳・90歳・95歳・100歳を迎える方
- 接種当日に60〜64歳で、HIVによる免疫の機能に障害があり日常生活がほとんど不可能な方
ポイントは「今年度中に何歳になるか」で判定されることです。たとえば2027年3月に70歳の誕生日を迎える人も、令和8年度の対象になります。65歳を過ぎている人は5歳刻みの経過措置に当てはまる年だけが対象なので、自分の年齢が今年度の対象かどうかを必ず確認してください。
住民税非課税世帯・生活保護世帯は自己負担0円
浜松市では、次の世帯に属する方は自己負担額が全額免除(無料)になります。
- 生活保護費を受給している世帯
- 世帯全員の市民税が非課税の世帯
生活保護費受給世帯には、自己負担額の欄に「無」と記載された接種券が届きます。非課税世帯の方は、次のどちらかの方法で免除を受けられます。
- 接種時に医療機関へ証明書類を提示する(市への申請は不要)。介護保険料納入通知書、介護保険負担限度額認定証、後期高齢者医療資格確認書(区Ⅰ・区Ⅱの記載があるもの)、世帯全員分の非課税証明書などが使えます。
- 接種前に健康づくりセンターまたは感染症対策課へ書面で申請し、「無」と記載された接種券の交付を受ける(電話申請は不可)。
注意したいのは、接種後に自己負担額を払ったあとの払い戻しはできないことです。非課税世帯に該当する方は、必ず接種当日までに書類をそろえてください。
接種までの流れ|接種券は5月中旬発送、持ち物もチェック
手続きは難しくありません。流れは次のとおりです。
- 対象者には5月中旬頃に接種券が発送されます(令和8年5月以降に接種する場合に必要です)
- 浜松市内の委託医療機関のうち、一覧で「帯状疱疹」に○がついている医療機関を選んで予約する
- 当日、持ち物を持って接種を受ける
当日の持ち物は、自己負担額・本人確認書類(マイナンバーカードなど)・接種券です。60〜64歳で対象になる方は、障がいの程度がわかる身体障害者手帳などもあわせて持参します。非課税世帯の方は、前の章で紹介した証明書類を忘れずに。
見落とし注意|組換えワクチンは1回目を1月31日までに
制度を使ううえで、特に注意したい2点があります。
①組換えワクチンを選ぶなら、1回目は令和9年1月31日までに。組換えワクチンは2か月以上の間隔をあけて2回接種します。定期接種として受けられるのは令和9年(2027年)3月31日までなので、1回目が2月以降になると2回目が年度内に間に合わず、自己負担額での接種ができなくなる可能性があります。秋のうちに1回目を済ませておくと安心です。
②令和6年度・令和7年度に市の任意接種助成を受けた人は対象外です。定期接種が始まる前に浜松市の助成制度を使って帯状疱疹ワクチンを接種した方は、今回の定期接種の助成対象になりません。
対象年齢に当てはまらない場合はどうなる?
今年度の対象年齢に入っていない場合、帯状疱疹ワクチンは任意接種(全額自己負担)になります。金額は医療機関ごとに設定されているため、かかりつけ医などに確認してください。
66歳・67歳のように節目年齢の間にあたる人は、次の節目(70歳など)まで待てば自己負担額で受けられる可能性があります。ただし帯状疱疹は80歳までに約3人に1人が発症するといわれ、50歳以上では発症者の約2割に帯状疱疹後神経痛(PHN)という長引く痛みが残ることがあります。待つか、自費で早めに受けるかは、体調や費用感を踏まえて判断しましょう。
まとめ
- 令和8年度の浜松市の帯状疱疹定期接種は、生ワクチン4,900円/組換えワクチン18,000円×2回
- 対象は今年度に65歳、または70・75・80・85・90・95・100歳を迎える人など
- 接種できるのは令和9年3月31日まで。組換えワクチンは1回目を1月31日までに
- 世帯全員が市民税非課税なら無料。ただし接種後の払い戻しは不可
- 接種は市内の委託医療機関で予約制。接種券・本人確認書類を忘れずに
くわしい内容や接種券のことは、浜松市健康福祉部保健所 感染症対策課(電話053-453-6108)または各地域の健康づくりセンターに問い合わせられます。医療費の負担を軽くする制度は市内にほかにもあります。あわせて浜松市の医療費助成まとめもチェックしてみてください。
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