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【結論】浜松の家庭は「1週間分の水・食料・トイレ」と「停電対策」から先にそろえる
「南海トラフ地震に備えたいけど、何をどれだけ買えばいいかわからない」という浜松市の方へ。先に結論です。
- まず浜松市防災マップで、自宅が津波浸水想定区域に入っているかを確認する
- 備蓄は水1人1日3リットル×最低3日分。国は大規模災害に備えて1週間分が望ましいとしている
- そろえる順番は ①水・非常食・簡易トイレ → ②停電対策(ポータブル電源・ライト・カセットコンロ) → ③家具の固定
- 65歳以上だけの世帯や障がいのある方の世帯は、家具の転倒防止器具の取付作業代を浜松市が負担してくれる制度がある
この記事では、家族の人数別に必要な量を早見表にしたうえで、楽天市場で買える防災グッズを優先度順に紹介します。
浜松市の南海トラフ被害想定。まず自宅の津波リスクを確認しよう
浜松市の地域防災計画では、静岡県第4次地震被害想定(南海トラフ沿いで起こる最大クラスの地震・津波)をもとに、浜松市内で次のような被害が想定されています。
| 項目 | 浜松市の想定 |
|---|---|
| 建物の全壊・焼失 | 約122,400〜133,600棟 |
| 建物の半壊 | 約66,000〜71,000棟 |
| 津波による死者(冬・深夜、早期避難率が低い場合) | 約16,610人 |
| 建物倒壊による死者(同上) | 約5,150人 |
津波による被害が大きく想定されているのは、すぐに避難する人が少ない場合です。沿岸部や川沿いに住んでいる方は、グッズをそろえる前に、浜松市防災マップで自宅の浸水想定と近くの避難場所を確認しておきましょう。
津波浸水想定区域に住んでいる場合、地震のあとは荷物より避難が最優先です。持ち出し袋は「背負ってすぐ走れる重さ」にし、たくさんの備蓄は自宅に置いておく、と分けて考えるのがおすすめです。
【人数別早見表】水と食料はどれだけ必要?
首相官邸の防災ページでは、飲料水は1人1日3リットルを目安に3日分、大規模災害に備えて1週間分の備蓄が望ましいとしています。家族の人数別に計算すると次のとおりです。
| 家族の人数 | 水(3日分) | 水(1週間分) | 2Lペットボトルなら(1週間分) | 食事(1週間分) |
|---|---|---|---|---|
| 1人 | 9L | 21L | 11本 | 21食 |
| 2人 | 18L | 42L | 21本 | 42食 |
| 3人 | 27L | 63L | 32本 | 63食 |
| 4人 | 36L | 84L | 42本(6本入り7ケース) | 84食 |
4人家族で1週間分の水は2Lペットボトル42本と、かなりの量になります。一度にそろえるのが大変なら、まず3日分を買い、ふだん飲む水を少し多めに買って使った分を補充する「ローリングストック」で1週間分に近づけていくのが現実的です。
【優先度A】水・非常食・簡易トイレのおすすめ
断水すると、飲み水だけでなくトイレが使えなくなるのが大きな問題です。水・食料とあわせて、簡易トイレも最初にそろえましょう。
長期保存水:買い替えの手間が少ない5〜7年保存
ふつうのペットボトルの水は賞味期限が1〜2年程度のものが多いため、備蓄用には長期保存水が便利です。2Lは家での備蓄に、500mlは持ち出し袋や車に。
非常食:お湯か水を入れるだけのアルファ米が定番
簡易トイレ:家族の人数×7日分を目安に
1人1日5回で計算すると、4人家族の1週間分は140回分になります。50回分のセットなら3箱が目安です。
【優先度B】停電に備える:ポータブル電源・ライト・カセットコンロ
大きな地震では停電も起こりえます。スマホの充電と明かり、温かい食事を確保できるかどうかで、在宅避難のつらさは大きく変わります。
ポータブル電源:まずは「スマホ+照明」なら小型、家電も動かすなら大容量
なお、浜松市のスマートハウス補助金で補助の対象になるのは、住宅に設置する家庭用蓄電池(8万円)などで、持ち運び用のポータブル電源は対象設備の一覧に入っていません。家まるごと停電に備えたい方はスマートハウス・EV補助金の記事もあわせてご覧ください。
ランタン:乾電池式を1つは用意
カセットコンロ:風に強いタイプなら屋外でも
カセットボンベも1週間分を目安に多めに備えておきましょう。
家具の転倒防止:浜松市は高齢者・障がい者世帯の取付作業代を負担
地震のときにけがの原因になりやすいのが、タンスや食器棚、冷蔵庫の転倒です。浜松市には家具転倒防止事業があります。
- 対象:65歳以上だけの世帯(65歳以上と18歳未満だけの世帯を含む)、障がいのある方だけの世帯(障がいのある方と18歳未満だけの世帯を含む)
- 内容:器具の取付作業代は市が負担、器具代は自己負担。タンス・食器棚・冷蔵庫・テレビなど5品以内
- 申込:最寄りの区役所の区振興課・行政センター・支所へ持参または郵送
離れて暮らす高齢の親がいる方は、帰省のついでに家具の配置を見て、申込を手伝ってあげるのもよい方法です。自分で取り付ける場合は、天井と家具のあいだに入れる突っ張り棒タイプが手軽です。
家の耐震性そのものが心配な方は、昭和56年5月以前の木造住宅なら最大115万円の耐震補強助成もあります(空き家解体・改修補助の記事で紹介しています)。
持ち出し袋に入れるものチェックリスト
自宅の備蓄とは別に、避難のときにすぐ持ち出すリュックを玄関近くに置いておきましょう。津波から逃げる可能性がある地域では、重くしすぎないことが大切です。
- 飲料水(500ml数本)と、すぐ食べられる非常食
- ライト(懐中電灯・ヘッドライト)と予備の乾電池
- モバイルバッテリーと充電ケーブル
- 携帯トイレ、ティッシュ、ウェットティッシュ
- 常備薬とお薬手帳のコピー、マスク
- 現金(小銭を含む)、身分証のコピー
- 雨具、防寒具、軍手
赤ちゃんや高齢の家族がいる場合は、ミルク・おむつ・入れ歯の手入れ用品など、家族ならではの必需品も忘れずに入れておきましょう。
まとめ|まず防災マップ、次に1週間分の水とトイレ
- 浜松市では南海トラフ地震で大きな建物・津波被害が想定されている。まず防災マップで自宅の浸水想定と避難場所を確認
- 水は1人1日3リットル。最低3日分、できれば1週間分(4人家族で2Lペットボトル42本)
- そろえる順番は 水・非常食・簡易トイレ → 停電対策 → 家具の固定
- 高齢者・障がい者世帯は、家具転倒防止器具の取付作業代を市が負担
家具転倒防止事業の問い合わせ先は、浜松市 危機管理課(053-457-2537)です。










